このほど、中国特許保護協会は、「人工知能技術特許の詳細な分析報告書」(以下、「報告書」)を発表し、人工知能技術における世界と中国での特許出願データを分析した。
「報告書」によると、中国は出願総件数に明らかな優位性があるが、高品質、高価値特許の面で、アメリカ、日本といくつかの差があることが明らかになった。主な特許権者の出願件数では、BaiduとIBMがそれぞれ中米両国でトップについた。
DWPIデータベースの統計によると、全世界において、人工知能の分野での特許出願件数は全体的に上昇傾向にあり、2010年以降の成長速度は明らかに加速し、過去2年間の成長率も向上している。そのうち、出願件数上位3位は中国、アメリカ、日本の順となっている。現在、中国の人工知能の分野での特許出願件数は76,876件に達している。アメリカは6,276件の出願件数で中国よりやや低く、日本は3位であった。
主な特許権者の出願件数については、IBMの出願件数がアメリカにおいで1位で、マイクロソフトとGoogleの約2倍であった。中国の特許権者はほとんどが国内企業と高等学校で、海外からのどういった出願件数が多くない。そのうち、国内出願件数が最も多い特許権者はBaiduで、2,368件であった。
出典:国家知識産権局